蛇岩大明神・蛇岩神社
伝説によれば昔諸国行脚の僧この坂を登りきた時、黄金色
の一匹の蛇が道に横たわっていた。
僧は気にもせず股ごえで行こうとすると、蛇は急に鎌首を
もたげ、「僧の身であり乍ら無作法だぞ」と怒りみるみる
うちにおおへびとなり遙か向こうの山の光松(今は無し)に
胴をかけ、真っ赤な炎を口よりはく物凄さに僧は驚き深く
非礼を詫び合掌したところ其の姿は消えて元の静けさ
にかえっていた。僧は直に里人に謀り岩のある所から「蛇岩」
として祀り始められたと言われる。
以来今日に至る迄一願成就霊験あらたかな神として
知られるところであります。
ちなみに僧は弘法大師と伝えられる。
●蛇岩神社奉賛会
一願成就の神様として知られる弘法大師縁の神社です
紀伊続風土記 巻之四十 那賀郡神野荘 三尾川村
[虫也]岩 (蛇岩)
寺(玉泉寺)より南十八町許 山上遠井辻の下にあり 高一丈許 横六尺許 此岩の隙より時々小[虫也]の姿見ゅることあり 丹生明神の垂迹といひ伝ふ
日本歴史地名体系31 郷土歴史大辞典 和歌山県の地名
十三神社 美里町野中
丹生神社は丹生津姫命を祀り、蛇岩大明神とも称する。十三所大明神垂迹の地と伝える遠井辻峠近くの蛇岩にすむ小蛇を御神体とするとも伝える。
三尾川村 美里町三尾川
村の南、遠井辻峠に登る道の傍らに高さ約一丈の蛇岩とよぶ大岩があり、ここには小蛇がひそみ、十三社明神の垂迹地と伝える(続風土記)。
[虫也]岩 (蛇岩)
寺(玉泉寺)より南十八町許 山上遠井辻の下にあり 高一丈許 横六尺許 此岩の隙より時々小[虫也]の姿見ゅることあり 丹生明神の垂迹といひ伝ふ
日本歴史地名体系31 郷土歴史大辞典 和歌山県の地名
十三神社 美里町野中
丹生神社は丹生津姫命を祀り、蛇岩大明神とも称する。十三所大明神垂迹の地と伝える遠井辻峠近くの蛇岩にすむ小蛇を御神体とするとも伝える。
三尾川村 美里町三尾川
村の南、遠井辻峠に登る道の傍らに高さ約一丈の蛇岩とよぶ大岩があり、ここには小蛇がひそみ、十三社明神の垂迹地と伝える(続風土記)。
蛇岩神社について
名称 | 蛇岩神社 |
---|---|
所在地 | 和歌山県海草郡紀美野町三尾川224-95 |
アクセス | JRきのくに線海南駅、オレンジバス登山口、紀美野町コミュニティバス(ふれあい号 高野線)赤木 |
祭神 | 蛇岩大明神(丹生都比売神) |
例祭日 | 4月1日 春祭 |
宮司 | 薮 洋平 |
主たる建造物 | 拝殿・社務所 |