1. HOME
  2. 歴史
  3. 御祭神「玉依姫命」

御祭神「玉依姫命」

玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)

玉依姫命

玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)は『古事記』や『日本書紀』の中では後半の方の物語に登場します。海の守護神である大海神(オオワタツミ)を父に持ち、また、豊玉姫(トヨタマヒメ)を姉に持っています。

玉依姫命は非常に美しい女神様だと言われることが多く、美しさを守護するとされ、主に女性からの信仰を集めています。

また、玉依姫命は姉である豊玉姫の息子と結婚し、四柱の息子を授かります。その息子の中の一柱が日本の初代天皇に当たる神武天皇なのです。

玉依姫は玉のように美しく、また「神の御霊の依り代」であったと言われています。神の御霊の依り代というのは、つまり巫女のことです。

玉依姫命は大海神の娘であることから、海や水の神様だと言われることが多いです。また、神武天皇の母であることから、聖母のご神格も持つともされています。

玉依姫命の御利益

神話の海幸・山幸に登場する玉依姫命は美しい海神の娘です。姉の豊玉姫が山幸彦と結婚して生んだ子(ウガヤフキアエズ命)を、姉に代わって育てます。やがてその子が成人すると、その妻となって四人の子を産みます。

その四人目の子がのちの建国の祖とされる神武天皇です。こうした養母、母としての玉依姫命は、子孫繁栄のシンボルとして崇められてきました。

また、玉依姫命は一説に八幡宮に祀られている比売神とも伝わることから、多くの八幡系の神社でも祭神とされています。

▼御利益
子宝・安産守護・豊作豊漁・殖産興業・商売繁盛・開運・方位除け・悪病・災難除け